「ドライブハート(Drive Heart)」とは。トヨタ自動車、日産、ホンダ、三菱自動車、マツダ、スズキ、ダイハツ工業、スバルの自動車メーカー8社が参加するドライブジャパン(Drive Japan)運営委員会のキャンペーン。小林旭の「自動車ショー歌」をリメークした応援歌。クリスマスにまつわる素敵なクルマのエピソードなど。


ドライブジャパン運営委員会、「ドライブハートキャンペーン」をスタート

2011年12月8日、日刊自動車新聞

乗用車メーカー8社のウェブ担当者で組織するドライブジャパン運営委員会は、ソーシャルメディア(SNS)を活用した「ドライブハート」キャンペーンを始めた。

フェイスブックや専用ホームページを通じ、クリスマスにまつわるクルマの思い出やエピソード、理想のドライブデートなどを募集する。秀逸な投稿を行ったユーザーを招き、2011年12月22日に受賞パーティーを開く。

この企画は、東日本大震災を機に“つながる”ことの大切さを訴えようとメーカーのウェブ担当者らが考えたもの。今後、自動車メーカー以外にも参加を募り、活動の輪を広げる計画だ。デンソーなどが拠点


歌で読むニッポン戦前・戦中・戦後70年(1964年)高度成長期爽快に

2015年8月29日、中日新聞

1960(昭和35)年、池田勇人内閣が策定した「国民所得倍増計画」により、高度経済成長のうねりが起きた。それまで高根の花だった電化製品や自家用車に手が届くようになり、カラーテレビ、クーラー、自動車が、頭文字をとって「3C」と呼ばれた。白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫の「三種の神器」に続く「新・三種の神器」である。

サラリーマンにとって、マイカーで休日に家族とドライブすることはステータスに。1954年にスタートした「全日本自動車ショウ」は、東京オリンピックに沸き立つ1964年に「東京モーターショー」と改名された。国産車は販売台数も輸出台数も増え、モータリゼーションの時代が到来した。

日活の映画スターで、「アキラのズンドコ節」などコミカルな曲を得意とした小林旭が、この「東京モーターショー」のイメージソングとして歌ったのが「自動車ショー歌」。「鉄道唱歌」と「モーターショー」に掛けて、ダジャレよろしく、さまざまな自動車やメーカーの名前を織り込んでいる。1964年、落語家・柳亭痴楽のネタで一世を風靡(ふうび)した、山手線の駅名を織り込んだ「恋の山手線」が大ヒット。それにあやかっての「織り込みソング」として、後に小林旭の「昔の名前で出ています」を手がけることになる、作詞・星野哲郎、作曲・叶弦大(かのうげんだい)コンビが書き下ろした。

小林旭の声はハイトーンで、風呂場で歌っているような爽快さがある。その突き抜けた明るさが、モータリゼーションの時代に、子供から大人まで受けた。レコードでリズミカルなサウンドを演奏しているのは宮間利之とニューハード。植木等の「スーダラ節」を演奏していたビッグ・バンドである。

歌には、トヨペット、ニッサンといった国産車だけでなく、パッカード、シボレーなど憧れの外国車まで次々と登場。最初にレコーディングされたバージョンでは「ここらで1発シトロエン」だったが、ほどなく「ここらで止めてもいいコロナ」に書き変えられた。

2枚目アクションスターによる、突き抜けたこのコミックソングは、小林旭のトレードマークともなり、ギャンブラーを演じた映画『黒い賭博師』の主題歌では、ギャンブルのあの手この手を織り込んだ替え歌「賭博唱歌」を歌っている。その後も、「ゴルフショー歌」や「野球小唄」、落語の「雑俳(ざっぱい)」をテーマにした「雑俳ソング」など、高度成長とともに数々のコミックソングを歌ってゆくこととなる。


現代版「自動車ショー歌」登場

1987年8月20日、読売新聞

あの娘をペットにしたくって……で始まる流行歌といえば小林旭の「自動車ショー歌」だが、車の名前を巧みに歌詞に盛り込んだ現代版“自動車ショー歌”が登場した。

東映系で公開中の映画「シャコタン・ブギ」の“「自動車ショー歌」の主題歌(キング)が、それ。歌っているのは、宮田ヒロシと飯田淳人のデュオ「キャシーズ」。

2つの歌に盛り込まれている車種を比較すると、時代の隔たりをまざまざと感じる。

「自動車ショー歌」がパッカード、ルノー、コルト、ダットサン、ヒルマンなどに対し、「シャコタン・ブギ」の方は、ロックンロールの乗りでフェアレディからクレスタ、ミラージュ、シティ、マーチ……。

クラウンとブルーバード、それにジャガーは、両者に共通して出て来る。


「自動車ショー歌」、ポップにリメークCoba-U

2012年8月20日、秋田魁新報

駄じゃれ的に自動車の車種やメーカーの名前を盛り込んだ歌詞で、1964年に小林旭が歌い大ヒットした「自動車ショー歌」がこのほどリメークされた。話題の「Coba-UのDrive Heart~自動車ショー歌2012~」が配信サイト「アイチューンズ・ストア」「レコチョク」で売り出し中だ。

「マーチでよく会うあの人のとってもステラなスマイルを」など全8社、29車種名をちりばめた女性視点の歌詞を、女性歌手Coba-Uがポップに歌い上げている。投稿動画サイト「ユーチューブ」でミュージックビデオを公開中。歌の力で、若者の車離れに歯止めをかけることができるか…。


名曲リメーク車の魅力満載キャンペーン歌手がPR

2012年8月25日、中国新聞

名曲リメーク車の魅力満載

キャンペーン歌手がPR

マツダなど国内自動車メーカー8社が取り組む共同キャンペーン「ドライブジャパン」の応援ソングを歌う歌手のCoba-Uさんが2012年8月23、24の両日、広島市を訪れた。小林旭のヒット曲「自動車ショー歌」をリメーク。ポップな曲調で、自動車の魅力を発信する。

「♪走るわ恋のロードスターデリカわたしをとめデミオ」―。曲名は「Coba-UのDriveHeart」で、恋する女性の高揚感を表現した歌詞に、8社29台の車名をちりばめた。2011年12月にインターネットの動画サイトで公開。市販化の要望を受け8月8日、ネットで有料配信を始めた。

原曲の作詞は、山口県周防大島町出身の星野哲郎さんが手掛けた。Coba-Uさんが新たに作詞。「原曲の面白さはそのままに、女子の視点に置き換えた。家族のドライブでぜひ聞いて」

ドライブジャパンは、若者に車の魅力をPRしようとネットで2011年12月から展開している。


長野県飯田出身Coba-Uが新シングル冬題材…新たなサウンド目指す厳寒と家族のあたたかさ表現

2012年1月25日、信濃毎日新聞

童謡をレゲエのリズムに乗せて歌う長野県飯田市出身のシンガーCoba-U(コバユー)が、5枚目シングル「honey」をリリースした。今回はレゲエをあまり意識せず、冬を題材に作詞した3曲で新たなサウンドを目指した。「外の寒さと家族が待つあたたかな家の中という冬の2つの面をイメージし、それぞれ表現した」と話している。

タイトル曲は、実家に帰省した際、かつて自分が使った縫いぐるみを見つけたときに浮かんだ言葉をつづった。「honeyhoneyあなたが好き」などの歌詞はラブソングとも思える内容。「あたたかくハッピーな感じにした」

2曲目の「SNOWDome.」は、静寂の中に雪が降る厳しい寒さを思い、作詞した。冷たさが漂う幻想的な曲だ。タイトル曲とともにキーボード奏者YOSSY(ヨッシー)が作曲した。3曲目は2008年発売のシングルに収録した「SNOWMAN」をアレンジした。

Coba―Uは2008年にデビューし、アルバムを3枚リリース。最近は、国内自動車メーカー8社が若者に自動車を好きになってもらうために取り組む「DriveJapan」の応援歌も歌う。小林旭が歌った「自動車ショー歌」をリメークし、登場する車名を現在の人気車に置き換えた。「女の子が楽しくドライブするシーンを思い浮かべ、リメーク版を作詞しました」と話している。


マツダ、米で7車種投入――今期、3万台販売増狙う。

2006年7月

マツダは2007年3月期中に米国で七車種を投入する。米国では今期に約3万台の増販を目指しており、下期に向け新型SUV(多目的スポーツ車)などを相次ぎ発売する。専門店の増加やインセンティブ(販売報奨金)抑制なども進めており、増販と利益率改善とを両立させる考えだ。 米国では5月に新型SUV「CX―7」を発売し、今後「マツダ3」(アクセラ)、「MX―5」(ロードスター)の新モデルなどを発売する。来年に入ってからも「CX―9」、「トリビュート」など新型SUVも加える。商品の集中投入で、今期の販売台数を29万台と前期比11%増を目指す。

米国ではマツダ車だけを扱う専売店の比率を、5割超に高める計画を進める。インセンティブ、販促コストを抑えるほか、法人向けのフリート(大口販売)比率も減らす。増販と採算改善に並行して取り組んでいく。